高校野球・夏の甲子園で在日韓国人向けの学校を前身とする京都国際が決勝進出を決めたことについて、韓国メディアが相次いで報じています。

決勝進出を決めた京都国際は、1947年に在日韓国人向けの学校として開校した「京都朝鮮中学」が前身です。

現在は学校教育法が定めた学校として認可を受け、日本人の生徒が多く通っていますが、校歌は今も韓国語です。

このことから聯合ニュースをはじめとする韓国の主要メディアは、京都国際の決勝進出を伝えるとともに、「選手たちが韓国語の校歌を歌う姿が全国に生中継された」と相次いで報じました。

校歌の歌詞には韓国が主張する日本海の呼び名「東海」が登場しますが、生中継で校歌の歌詞を紹介する日本語訳の字幕は「東の海」となっていて、「日本語訳は学校から提出されたものです」という注釈もつけられています。

一方、韓国の大手紙・朝鮮日報は「東海」が歌詞に登場する点に注目し、「日本社会全体で非難が起きたという話は聞かない」と指摘。

そのうえで、韓国で日本の植民地支配からの解放を記念する8月15日に公共放送・KBSが君が代が流れるオペラを放送して視聴者などから批判されたことについて、「私たちがそこまで敏感に反応しなければならないのか考えてみるべき問題ではないか」と自国の雰囲気に疑問を投げかけました。

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