カマラ・ハリス氏が民主党の正式な大統領候補者に選出された、アメリカ大統領選。
党大会では、かつてのファーストレディーや大統領候補者など、著名な女性たちが集結。
いわゆる“ガラスの天井”の打破などを訴えました。
民主党の全国大会2日目が開かれた現地20日、オバマ元大統領は、自らがかつて使っていたあの“キャッチフレーズ”をもじり、「Yes she can!」とハリス氏を応援しました。
そして、この日1番の盛り上がりを見せたのは、オバマ氏の妻で、今も絶大な人気を誇るミシェル夫人のスピーチでした。
オバマ元大統領の妻・ミシェル夫人:
彼女の物語はあなたの物語でもあり、そして私の物語でもある。これは、よりよい人生を生きようとする大多数のアメリカ人たちの物語なのです。
同じ価値観を持つ黒人女性として、アメリカの新たな歴史をハリス氏に託したいと訴えました。
ミシェル・オバマ元大統領夫人:
アメリカよ、希望が戻りつつある。カマラ・ハリスはもう準備万端よ!
前日には、2016年の大統領選でトランプ氏に惜敗したヒラリー・クリントン氏が登壇。
自身もかつて初の女性大統領を目指したものの、いわゆる“ガラスの天井”に阻まれたことを引き合いにスピーチしました。
2016年民主党の大統領候補・クリントン元国務長官:
私たちは最も高くて頑丈な“ガラスの天井”にひびを入れてきた。“ガラスの天井”の向こう側に何があるのか。第47代合衆国大統領として、ハリス氏が宣誓する姿がある。
こうした声に応えるように、ハリス氏は20日、遊説先のウィスコンシン州からリモートで「一緒に新しい道を切り開いていきましょう!」と訴えました。
そのハリス氏に対し、共和党の大統領候補・トランプ氏は、依然として言いたい放題です。
トランプ前大統領:
ハリスは本当に過激な左翼でおかしなやつだ。カマラ!お前はクビだ!出て行け!
世論調査で劣勢も伝えられ始める中、トランプ氏は次期政権での人事構想を次々と披露。
起業家のイーロン・マスク氏に続き、ケネディ元大統領のおいで、今回の大統領選に出馬中のロバート・ケネディ・ジュニア氏についても、要職での起用を検討していることを明らかにしました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。