中国・北京で21日に開幕した世界ロボット大会。

世界中からさまざまなロボットが集結する中、最大の見どころは過去最多の展示数という27体の人型ロボットです。

実在する子供をモデルに作られた子供ロボットの見た目は、人にそっくり。
さらに、注目点は外見だけではありません。

目の前の人物を認識して約5分で似顔絵を描くことができるというロボット。
ただ、実際に描いてもらった子供の感想は、「似てないよ」と辛口でした。

ロボットの中には、家事をサポートするタイプもありました。

服を畳めるロボットは、畳んだ服の形が整っていない場合、自身で判断して畳み直すことができるといいます。

ロボットに関連する企業は10年前の1万3300社から、2023年には17万8500社に急増。
中国における人型ロボットの市場規模も、現在の552億円から5年後には1兆5000億円に拡大する見込みです。

中国が、ここまで人型ロボットの開発に力を入れている背景にあるのは、人手不足です。

今後、人口減少社会となり働き手が減っていくとみられる中国。

製造業などで起こる人手不足を補うために、こうした人型ロボットが労働者の代わりとして大きな役割を果たすとみられています。

EX ROBOTSの責任者は、「人の細かな表情も表現することができます。(中国の人型ロボットは世界一に)絶対なる。関係するインフラ整備や基礎研究は中国の方がいい」と話しています。

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