アメリカのバイデン大統領が核抑止戦略を、中国の核戦力の増強に焦点を当てる方向に転換させる計画を承認したと、アメリカの有力メディアが報じました。

ニューヨーク・タイムズは20日、アメリカの国防総省が今後10年間で、中国の核戦力が増強され、アメリカやロシアに匹敵する規模になると分析しているとした上で、バイデン大統領が3月に核兵器の使用指針の変更を承認したと報じました。

具体的には政府高官らの話として、ロシア、中国、北朝鮮などを同時に抑止する必要性などが強調され、核武装した複数の敵国が協力することなどに備える内容となっているとしています。

承認された戦略計画は高度な機密文書で、約4年ごとに更新され、一部の政権幹部が印刷されたものを保有しているとしています。

アメリカ国防総省は2023年10月に、中国が2030年までに運用可能な核弾頭1000発以上を保有するとの分析を発表しています。

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