タイのセター首相が失職しました。閣僚人事に倫理上の問題があったとして憲法裁判所が解任を命じたものです。

タイ セター首相
「倫理に反するという判断なら心苦しくはあるが、判決を受け入れる覚悟はある。ただ、私はこれまで倫理的に職務を行ってきたのは確かだ」

 セター首相は過去に有罪判決を受けた人物を閣僚に任命した人事が倫理規定に違反するとし、親軍派の元上院議員らが解任を求める訴えを起こしていました。

 軍の影響下にあるとされる憲法裁判所は14日に訴えを認め、首相の解任を命じました。

 セター氏は親軍派と対立するタクシン元首相派の政党の出身で、判決は軍の意向に沿ったものだという見方もあります。

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