100人以上が犠牲になったハワイ・マウイ島の山火事から1年。住民の自宅再建の道のりは険しいようです。

去年、マウイ島のラハイナで発生した山火事では102人が死亡し、ハワイ州史上最悪の自然災害となりました。

火災から1年、ハワイの伝統的な追悼式「パドルアウト」が行われ、サーファーらが水しぶきをあげて犠牲者を悼みました。

住宅街の9割で瓦礫の撤去作業が終了したラハイナ。自宅の再建を始めたという住民のキムさん(71)は…

住宅を再建する キム・ボールさん
「今は180度海が見える。壮観だけど、この景色を遮るご近所さんを見たい」

キムさんの自宅は来年にも完成する予定ですが、この場所に戻った時に初めて失ったものを実感するだろうと話します。

住宅を再建する キム・ボールさん
「完成した家に入り、壁に飾るものが無いと分かったとき、ショックを受けるでしょう。私は家族の歴史を保管していましたが、全て(火災で)なくなってしまいました」

復興に向けた計画は今年中にも策定される予定ですが、町が国の歴史建造物地区に指定されていることなどから再建は長期化するとみられています。

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