中国で台湾政策を担当する台湾事務弁公室は、「台湾独立分子」として蕭美琴副総統ら10人の名前をホームページ上に掲載しました。台湾メディアは「威圧的な意味合いが濃厚」と伝えています。

中国国務院の台湾事務弁公室のホームページに新設された欄に、「法に基づき頑なな『台湾独立分子』を処罰する」と記述されています。ここに名前が記されたのは、台湾の蕭美琴副総統、首相に相当する行政院長を務めた経験がある蘇貞昌氏や游錫コン氏、前の外交部長・呉ショウ燮氏ら10人です。

ほとんどが与党・民進党の関係者ですが、頼清徳総統や蔡英文前総統の名前はありませんでした。

中国は今年6月、「台湾独立派」に対し、「国家分裂罪」などを適用する際の方針を発表。最高刑は死刑としていて、台湾メディアは、名前が掲載されたことは「威圧的な意味合いが濃厚」と伝えています。

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