学生などの抗議デモが激化し、首相が辞任したバングラデシュで、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が暫定政権を率いることが決まりました。

バングラデシュでは、先月から政府に反発する学生デモが激化し、治安部隊との衝突で350人以上が死亡したほか、今月5日にデモ隊が首相公邸に突入し、ハシナ氏は首相を辞任して隣国インドに脱出しました。

地元メディアによりますと、貧困層に無担保で少額の融資をする「グラミン銀行」を設立し、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏、が暫定政権を率いる首席顧問に就くことが決まったということです。

抗議デモを行った学生らの打診によるもので、治安を回復できるかが焦点となります。

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