長崎市が9日の「原爆の日」に行う平和祈念式典に駐日アメリカ大使らが欠席することが分かりました。イスラエルを式典に招待しなかったことを受けた対応とみられます。

 アメリカが長崎に原爆を投下してから79年にあたる9日、長崎市では平和祈念式典が行われます。

 エマニュエル大使は式典を政治問題化させたくないとして欠席を決めたということです。

 先月にはG7(主要7カ国)のうち日本を除くアメリカ、イギリスなど6カ国の大使が連名で長崎市にイスラエルを招待するように求める書簡を送っていて、これが実現しなかったことを受けた対応だとしています。

 書簡は「イスラエルを招待しないことは他に招待されていないロシアやベラルーシと同じレベルに扱うことになる」として、ウクライナを侵攻したロシアなどと自衛的措置を取ったとするイスラエルを区別するように求めています。

 式典には在福岡アメリカ領事館の首席領事がアメリカの代表として出席するということです。

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