就役から100年以上経ち現役で運用されている「世界最古」のロシアの軍艦がウクライナ軍の攻撃により大破しました。

 21日、ウクライナ国防省はロシアが併合したクリミア半島でロシア黒海艦隊の潜水艦救難艦「コムーナ」を攻撃したと発表しました。

 現地メディアは、ウクライナ軍の対艦ミサイルによりセバストポリ軍港に停泊中のコムーナに火災が発生し航行不能に陥ったと報じています。

 「コムーナ」は帝政ロシア時代の1915年に就役し世界の海軍で実際に運用されている艦艇の中で最も古いと言われています。

 コムーナは、おととし、ウクライナ軍のミサイル攻撃により黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦「モスクワ」が撃沈された際も調査に派遣されました。

 潜水艦の活動を支える救難艦が損傷したことでロシア軍の今後の作戦にも影響が出るとみられます。

画像:ウクライナ国防省SNSから

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