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<女優ケリー・ワシントン、ビヨンセなどメーガン妃が敬愛し、親交のある著名人が次々にカマラ・ハリス副大統領を支持しているが、メーガン妃はどうすべきなのか>

米民主党の大統領候補として有望視されているカマラ・ハリスに、続々と支持が寄せられている。しかし、イギリスのサセックス公爵夫人こと、メーガン妃がハリス支持を表明しても、両者にとってマイナスとなるだろう。

メーガン妃はこれまで、現副大統領であるハリスを絶賛してきた。そのハリスに対しては、メーガン妃が敬愛する著名人からも支持が集まっている。

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たとえば、女優ケリー・ワシントンは7月24日、「私は彼女[ハリス]とともにいる(I'm with her.)」というタグ付きで、ハリスを称える動画をソーシャルメディアに投稿した。

if Kamala is BRAT, I'm BRAT #imwithher pic.twitter.com/eK9jOjWGnf

— kerry washington (@kerrywashington) July 24, 2024


ワシントンとメーガン妃は、2023年9月からの知り合いだ。ワシントンがテレビドラマ『スキャンダル 託された秘密』(ションダ・ライムズ監督作)で主役のオリヴィア・ポープを演じたときは、メーガン妃がその演技を「最強の」女性キャラクターだと評したことがある。

メーガン妃が2021年に出演した、オプラ・ウィンフリーのインタビュー番組放送後、ビヨンセが励ましのメッセージを送ったのはよく知られている。そのビヨンセは、ハリス支持を正式に表明こそしていないが、自身の楽曲「フリーダム」を、大統領選挙戦を通じて使用することを許可している。

ここで疑問が生じる。メーガン妃も、自身が敬愛するほかの著名人たちのあとに続き、米民主党の新たな希望であるハリスを支持する、と表明すべきなのだろうか。

広報専門家でデジタルマーケティング会社「ゴー・アップ(Go Up)」のエドワード・コーラム=ジェームズ最高経営責任者(CEO)は本誌に対し、メーガン妃がハリス支持を表明すれば、両者に対して好ましくない影響が出るだろうと語った。

「メーガン妃は、ハリス支持を表明すべきではないと思う。それは、ハリスにとってもよくないと思う」

ビヨンセがハリス副大統領に使用を許可した「フリーダム」

I'm Kamala Harris, and I'm running for President of the United States. pic.twitter.com/6qAM32btjj

— Kamala Harris (@KamalaHarris) July 25, 2024

 

「メーガン妃の支持表明」がハリスに与える影響

「メーガン妃が支持を表明すれば、ハリスに悪影響が及ぶと思う。メーガン妃のファンたちは、おそらくハリスのことをすでに好きで、ハリスに投票するだろう。メーガン妃のファンは少数いるが、いずれにせよ、きわめて進歩主義的な傾向をもつ若者たちだ。そうした人たちは、バイデンが気に食わなかった。

そうした不満は、一見したところでは、ハリスに引き継がれているようには見えない。したがって、ハリスが何らかの失態を犯さない限り、そうした人たちの支持は得られそうだ」

ハリスは、ほかの著名人からも続々と支持を集めており、文化的にメジャーな象徴という立場もすでに獲得しているようだ。英ポップスターのチャーリーがSNSに「ハリスはBRATだ」と投稿したことだ(編集部注:BRATとは、不安定で正直で「生意気」な様子をいう)。

「実際、チャーリーXCXのようなタイプの人たちが、すでにハリス支持を公言している。多くの人がそれに続くだろう。メーガン妃に関心を寄せてきたと考えられる層はすでに、チャーリーXCXのような人にも引き寄せられている。

したがってメーガン妃が何かしようとすると、マイナスにしかならない。メーガン妃をとにかく毛嫌いする集団が存在しているので、メーガン妃がハリス支持を打ち出せば、メーガン派を説得して得られる効果より、反メーガン派がハリス支持を思いとどまる効果のほうが大きくなるだろう」

メーガン妃が支持すると候補者の支持率が下がる可能性があることは、本誌が英調査会社「レッドフィールド&ウィルトン」に依頼して実施した調査でも示されている(この調査は、ジョー・バイデンが大統領選撤退を発表する前に行われた)。

アメリカ人成人のおよそ20%が、「メーガン妃とヘンリー王子が支持する候補者に投票する可能性は低いだろう」と回答した。一方、「メーガン妃とヘンリー王子が支持する候補者に投票する可能性は高い」という回答は21%、「関係ない」という回答は48%だった。

メーガン妃と支持の影響

2020年、メーガン妃はアメリカ国民に対して、ミシェル・オバマ元大統領夫人のキャンペーン「When All Women Vote(すべての女性が投票したら)」を支持する呼びかけを行っている。

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このキャンペーンは中立をうたっていたものの、反トランプ層が主なターゲットとされていた。したがって、王室の中立性と評判に影響を与える可能性があるとして、反発を受けた。

のちにヘンリー王子の自叙伝『スペア(Spare)』発売後に夫妻の評判はアメリカで急落。その後の1年半の間に回復していたが、先のコーラム=ジェームズは次のように述べる。


 

「評判の観点から言えば、彼女はしばらく政治に関与しないほうがいいだろう。今年初めのいくつかの世論調査によると、少なくともアメリカでは評判は若干回復していることがわかる。

それは、彼女が物議を醸すようなことをやめたこととにほぼ一致している。王室で幸せではなかったことは百も承知だが、彼女が直面している困難の要因の1つは、少し政治的に見えたことだ。

とても進歩的な政治思想を持つ人物が、王室にもそれを従わせようとした。それが実現しなかったことに不満を抱いているように見えた。それが彼女が非常に人気がない理由の1つだ。

夫の家族に対して戦争を仕掛けているように見えることもよくない。政治的に見えるようなことで、自分の人気を下げる結果となったのだ。彼女がその点に関してアクセルを緩めてからは、人気は少し回復している。メーガン妃について言えば、特定の候補者を支持することは自身のブランドにはまったくメリットがないだろう」

イギリスを拠点とする王室評論家のアフア・ハーガンは、ヘンリー王子とメーガン妃はポジティブなメッセージを発信するだけにとどまり、物議を起こすテーマは避けるべきと本誌に語る。

「夫妻は関与すべきではありません。ただ、論争を助長するだけです。ただただ自分たちの生活を続けて、それを楽しむことに専念すべきです」

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