アメリカのトランプ前大統領は訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、人質解放を巡る交渉などについて協議しました。返り咲けば中東に平和をもたらすための努力を約束したということです。
トランプ氏は26日、フロリダ州にある邸宅「マー・ア・ラゴ」でネタニヤフ氏を出迎えました。
2人の会談はトランプ氏が大統領を退任して以降、初めてで、CNNはネタニヤフ氏の要請で実現したと伝えています。
トランプ前大統領
「ネタニヤフ氏との関係は決して悪くなかった。私は常に良かったと言いたい。私がイスラエルのためにしてきたことをやってのけた大統領は他にいない」
トランプ氏は自身が1期目でイスラエル寄りの政策を進めたことを誇示したうえで、秋の大統領選挙に勝てなければ「中東で大きな戦争が起き、第三次世界大戦が起きるかもしれない」と主張しました。
トランプ陣営によりますと、会談でトランプ氏は大統領に返り咲いた際には、「中東に平和をもたらすためにあらゆる努力を払う」と約束したということです。
ネタニヤフ氏は、イスラエルとアメリカとの間に隔たりがないとイスラム組織「ハマス」が理解すれば「交渉は前進する」と強調しました。
その一方でCBSテレビは、ネタニヤフ氏が停戦交渉で新たな条件を提示し、「合意が難しくなった可能性がある」と報じていて、ガザ情勢は予断を許さない状況が続いています。
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