中国の長期的な経済政策の方針を決める会議「3中総会」が閉幕し、「中国式現代化」を推進するための改革を、中国建国80年にあたる2029年までに行うことを決定しました。

中国国営の新華社通信によりますと、15日から北京市内で行われていた中国共産党の重要会議「3中総会」は、18日、閉幕しました。

会議では、中華人民共和国建国80年にあたる2029年までに、中国独自の発展モデル「中国式現代化」を推進するための改革を行うことを決めました。

課題となっている中国経済の立て直し策としては、▼不動産市場の低迷や▽地方政府の財政悪化などへのリスク対応を行うことや、▼財政、税制改革や金融システム改革に取り込むことを決めました。また、少子高齢化に直面している現状を踏まえ、▼医療制度や社会保障制度を改善し、人口減少を食い止めるとしています。ただ、具体的な改革案については現段階では明らかになっていません。

また、「国家安全」について「中国式現代化の重要な基礎だ」と述べ、発展と国家安全の両方を重視する方針を確認しています。

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