月に巨大な地下洞窟が存在するとイタリアなどの研究チームが発表しました。将来、宇宙飛行士らが活動する基地として有望な場所だとしています。

 イタリアのトレント大学などの研究チームは15日、月面に200カ所以上、確認されている縦穴の一つが巨大な地下洞窟につながっていると発表しました。

 洞窟につながる縦穴は1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸をした「静かの海」に位置します。

 洞窟の長さは30メートルから80メートル、幅は約45メートル。地表からの深さは130メートルから170メートルと推定されています。

 月面の温度は日中127度まで上がり、夜になるとマイナス173度まで下がると言われていて、研究チームは激しい寒暖差や隕石などから身を隠すことができる基地の場所として有望だと指摘しています。

画像:NASA/GSFC/Arizona State University

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。