アメリカの大統領選挙に向けた共和党大会が15日開幕し、党の大統領候補に正式に指名されたトランプ前大統領が、暗殺未遂事件以降初めて公の場に姿を見せた。銃撃された右耳には白いガーゼがつけられ、会場に現れると何度も右腕を掲げて聴衆の拍手に応えた。
共和党大会は4日間の日程で始まり、各州などの代議員の投票で、トランプ氏が正式に共和党の大統領候補に指名された。
また、副大統領候補には上院議員のJ・D・バンス氏が指名された。
バンス氏はオハイオ州出身の39歳で、ベストセラー作家としても知られ、「アメリカ第一主義」を掲げ、トランプ氏に強い忠誠心を示している。
こうした中、トランプ氏が創設したSNSの運営企業の株価が15日急騰し、トランプ氏が大統領に返り咲くとの見方が強まったことが影響した可能性がある。
一方、暗殺未遂事件のトーマス・クルックス容疑者をめぐり、アメリカのCNNは、捜査当局が携帯電話の解析からおよそ100件の事情聴取を行ったと報じている。
事件をめぐっては警備の不備を指摘する声も挙がっていますが、国土安全保障省のマヨルカス長官は15日、トランプ氏の警護を強化したと明らかにしている。
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