襲撃された直後のトランプ前大統領=米東部ペンシルベニア州バトラーで13日、ロイター

 米東部ペンシルベニア州で13日起きたドナルド・トランプ前大統領の銃撃事件の直前、ライフルを持った男性が選挙集会場外の建物の屋根によじ登る姿を集会参加者の一人が見つけ、警察に伝えていたことが分かった。英BBC放送が目撃者の話を伝えた。

 会場の外側でトランプ氏の演説を聴いていたという男性はBBCに「われわれのすぐそばの建物の屋根にライフルを持った男がよじ登るのが見えた。すぐに近くにいた警察官に知らせた」と証言した。

 警察官らはそれを聞いて走り回ったが、すぐには何が起きているか判断できていない様子だったという。目撃者が銃撃音を聞いたのはその直後だった。

 目撃者は「ライフルを持っていたのがはっきり見えた。だからなんで彼(トランプ氏)をすぐにステージから下ろさないのかと思った」とも語った。ライフルを持った男性は、目撃者らが見る中で警護関係者に射殺されたという。【米村耕一】

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