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磁石で金属を釣り上げる“マグネットフィッシング”。アメリカ・ニューヨーク市の公園にある池で、男性が釣ったのは金庫。中には10万ドル(約1500万円)が!その後を取材すると…男性は失業中で、妻と2人の子どもとアパート住まい。金庫があったのは、“犯罪で使われる”と噂がある池でした。

茨城県の農道に設置されたお地蔵様。防犯カメラはさい銭泥棒の姿を捉えていました。その後を取材すると…持ち主が執念の張り込みで、犯人を捕獲していました。

東京・調布市にある深大寺。公式SNSで話題になったのは、石の上でじっとするモフモフの「フクロウのヒナ」。その後を取材すると…寺には大勢の見物人が!ヒナは、日ごとに高いところに移動していました。その理由は「飛ぶ練習」。発見から1週間後、取材班が目にしたのは…。

■衝撃ニュースの「その後」釣れた1500万円の使い道は?

マンハッタンからおよそ10キロ離れた公園の池 この記事の写真

アメリカ・ニューヨークでは、思ってもみないものを釣り上げ、一獲千金です。

5月31日、マンハッタンからおよそ10キロ離れた公園の池です。男性が手に持つのは、強力な磁石です。

水中に沈む“お宝”を磁石で釣り上げるマグネットフィッシング。ジェームズ・ケインさん(40)は、1年前から始めていました。そして、この日、釣り上げたのは…。

マグネットフィッシングで釣り上げたものは… ジェームズさん
「金庫か?金庫だ」

裏には、小さな穴が開いていました。

金庫から出てきた札束 ジェームズさん
「札束だ。100ドル札だ。OH MY GOD」

さらに…。

ジェームズさん
「まだあるぞ、全部100ドル札だ」 妻・バービさん(39)
「OH MY GOD…」 日本円でおよそ1570万円(※6月14日現在)

金庫の中にあったのは、本物の札束。その額、なんと10万ドル、日本円でおよそ1570万円(※6月14日現在)です。

警察に連絡すると、期限までに所有者が現れなければ、お金はジェームズさん夫妻のものになるそうです。

まさに、一獲千金。その後を取材すると、ここに至るまでの苦労が見えてきました。

ジェームズさんとバービさん ジェームズさん
「1週間半が過ぎましたが、いまだに本当のことだとは思えません」

妻と2人の子どもと暮らすジェームズさん。重機のオペレーターなどをしていましたがコロナ禍の影響で失業し、現在も仕事を探しています。

ユーチューブ動画で知ったマグネットフィッシングは、趣味と実益を兼ねて週2回続けてきたといいます。

これまでに釣り上げたもの ジェームズさん
「これまでに、古い海外の硬貨、年代物のライター、馬の蹄鉄(ていてつ)などがあったよ」

これまで“お宝”に巡り合うことはありませんでした。しかし、今回、札束が見つかった池は、特別な場所だといいます。

札束が見つかった池は、“特別な場所”だという ジェームズさん
「犯罪者が証拠品を捨てる場所と噂がある、いわくつきの池なんです」 拳銃のようなもの

金庫を発見した日にも、拳銃のようなものを釣り上げていました。

破損したお札は、お金と扱われないため実際に手にできるのは、日本円でおよそ1000万円から1200万円ほどなんだとか。その使い道は…?

夢のマイホームが目前に 妻・バービさん
「芝生や木がある、郊外の小さな家を買いたい」 ジェームズさん
「日本へマグネットフィッシングに行くよ」

失業して、先の見えない生活から一転、夢のマイホームが目前に!

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■茂みに隠れ…“さい銭泥棒”執念の確保

■茂みに隠れ…“さい銭泥棒”執念の確保

さい銭泥棒

お地蔵さまのさい銭を奪う罰当たりな男。犯行の一部始終をカメラが捉えました。

5月26日、農道にあるお地蔵さまの前で、何かを拾い集める男。さい銭泥棒です。

さらに4日後、再び現れた男。さい銭をより分け、手に取っていきます。大きい金額の硬貨を選んでいたのでしょうか?

実は、この時、現場で、その瞬間を目撃していた人物がいました。

地蔵の所有者 地蔵の所有者
「半年前から、だんだん(おさい銭が)なくなっていきましたかね。合計1万円に近い額だと思います。(おさい銭は)お花を買うための一部にしている。絶対に捕まえてやるという気持ちになりました」

お地蔵さまは、所有者の敷地内にある、人通りのない場所からこちらに移設されました。

茂みの中に身を潜め、張り込みをしていた

犯行当日、地蔵の所有者は茂みの中に身を潜め、張り込みをしていたといいます。

そして、男がさい銭を盗んだのを確認すると…。

男がさい銭を盗んだのを確認すると… 地蔵の所有者
「逃げるなこの野郎」 当時の状況を話す地蔵の所有者 地蔵の所有者
「逃げんなと言ってボンと押したら、田んぼに落ちてしまった」 男は身柄を確保された

すぐさま警察に通報、男は身柄を確保されましたが、その際、盗んだ小銭をお地蔵さまに投げつけたといいます。

男は、厳重注意で解放されますが、その後、謝罪にも来ていないそうです。

お地蔵さまは、住民にとって大切な存在でした。

住民にとって大切な存在 近隣住民(82)
「ここを通った時は手を合わせていく。知らんぷりして通る人はいないよ」 地蔵の所有者「さい銭泥棒は、拝む人の好意を踏みにじる行為」 地蔵の所有者
「さい銭泥棒は、拝む人の好意を踏みにじる行為」

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■寺にフクロウのヒナ“より上”へ移動のワケ

■寺にフクロウのヒナ“より上”へ移動のワケ

SNSの投稿

東京・調布市にある深大寺。投稿された公式SNSがきっかけで、寺に大勢の見物人が押し寄せました。

見上げる先にいたのは、野生のフクロウのヒナです。一体なぜ、現れたのか?

石の上に、フクロウのヒナ

寺で最初に発見されたのは石の上。フクロウのヒナは体長15センチほどで、カメラを見つめる姿は、何とも言えぬかわいさがあります。

発見から5日、ヒナの姿は木の枝に

発見から5日、取材班が寺へ行ってみると、ヒナの姿は木の枝に。20人ほどの見物人がいましたが、翌日には噂が噂を呼び大フィーバー、スロープを埋め尽くすほどの人だかりに…。かなり上のほうを見ています。

見物人
「動いている、動いている」 三鷹市から来た女性
「毎日来ています。(フクロウが)この先どこにいくのか、朝起きると気になって。“福を呼ぶ”って感じでいいですよね」 なぜヒナは、より高いところを目指すのか?

発見時、石の上でじっとしていたヒナですが、翌日は1メートルほどの高さの欄干に移動。3日目には、地上からおよそ2メートルの掲示板に。そして5日目には、8メートルほどの高さの所まで移動していました。

なぜヒナは、より高いところを目指すのか?野生のフクロウの知られざる“その後”を目撃しました。

体を使って階段を登るヒナ

体を使って階段を登るヒナ。一体、ヒナは何をしているのか?フクロウの生態に詳しい専門家に聞きました。

フクロウの生態に詳しい 富士花鳥園 三村晋太郎さん フクロウの生態に詳しい
富士花鳥園
三村晋太郎さん

「巣穴の中だと狭くて羽をのばせず、動きが制限される。自分で下に降りて脚力をつけて羽ばたく練習や、巣立ちの練習」

より上に登ろうとするのは、羽ばたく練習のためだと言います。そこで疑問なのが…。

見物人
「親鳥は、どこにいるのかな?と思った」
「親鳥がエサは運んでいるのかね。すくすく成長しているもんね」 親鳥とみられるフクロウ

親鳥とみられるフクロウは、ヒナから50メートル先の木の上で撮影されていました。

三村さんによると、「親鳥は遠くから常にヒナを見守っている」と言います。

発見から1週間…

そして、発見から1週間。取材班が再び寺を訪れると、ヒナがとまっていた木には貼り紙があり、「巣立ち」の文字が書かれていました。

深大寺 広報部 神原玄裕さん 深大寺 広報部
神原玄裕さん

「当て字で“不苦労(フクロウ)”と書く。一人前になるには、苦労しないというのは難しくて、ヒナのフクロウから見習うことがたくさんありました」 この記事の写真を見る
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