米ブルームバーグ通信は12日、実業家のイーロン・マスク氏が共和党のドナルド・トランプ前大統領を支援する政治団体に献金したと報じた。11月の大統領選を巡り、従来は民主党のジョー・バイデン大統領とトランプ氏の「どちらの候補にも献金しない」と述べていた。マスク氏は移民政策などを巡って共和党寄りの言動が目立っており、トランプ氏を事実上支持すると決めた可能性もある。
報道によると、マスク氏は、トランプ氏の選挙運動を支援する特別政治活動委員会(スーパーPAC)に「相当大きな額」を献金した。具体的な額や時期は明らかになっていない。
マスク氏は今年3月にトランプ氏と面会したと報じられ、その後も共和党寄りの姿勢を見せてきた。今回の献金先はトランプ氏の資金管理団体ではないが、米メディアによると、5月からトランプ氏を側面支援している団体だという。【ワシントン秋山信一】
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