アメリカ大統領選挙からの撤退を求める声が広がるなか、バイデン大統領は選挙戦を続けて、再びトランプ氏に勝利すると訴えました。

バイデン大統領
「最近、色々な臆測が飛び交っている。バイデンはどうするつもりなのか。選挙を続けるのか。撤退するのか。私の答えはこうだ。私は出馬する、そして勝利する」

 バイデン氏は12日、中西部ミシガン州で演説し、このまま選挙戦を続けると強調したうえで、再びトランプ氏を打ち負かすと訴えました。

 こうしたなか、ニューヨーク・タイムズは民主党の大口の献金者がバイデン氏の選挙戦に向けた寄付およそ140億円を凍結したと報じました。

 一方、ブルームバーグ通信は実業家のイーロン・マスク氏がトランプ氏の選挙戦に向けて相当額の寄付をしたと伝えています。

 バイデン氏の撤退論を巡っては、民主党下院トップのジェフリーズ院内総務がバイデン氏と11日夜に会談し、党内で所属議員と話し合った結果を直接伝えたことを明らかにしました。

 CNNによりますと、この場でジェフリーズ氏はバイデン氏への支持を表明しなかったということです。

 民主党内からは12日も撤退を求める議員が新たに2人出て、撤退を求める議員は20人を超えました。

 一方、トランプ氏は12日、自身のSNSで、バイデン氏に対し「一緒に認知機能の検査を受けよう」と挑発しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。