中国政府は15日に行う予定だった第2四半期GDPの記者会見を取りやめ、オンラインで対応すると発表しました。重要な経済指標の会見を、理由を説明せずに取りやめることで、中国政府の統計の信頼性に疑問符が付く可能性があります。

中国政府は、来週15日に今年の4月から6月のGDP=国内総生産についての記者会見を行う予定でした。しかし、12日夜になり、この会見を中止し、オンラインで対応すると発表しました。理由については明らかにしていませんが、15日から長期的な経済政策について議論する3中総会が始まることを考慮したものとみられます。

中国政府はこれまでも、悪化する都市部の若者の失業率について発表を一時取りやめたほか、2022年の党大会の直前にもGDPの発表を突如、延期したことがあります。

国の重要指標の発表を、理由を説明せずに延期したことで、今後、中国政府が発表する統計への信頼性に疑問符が付くことも予想されます。

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