バイデン米大統領（81）は11日の記者会見で、ハリス副大統領を「トランプ副大統領」と言い間違えた。再選を目指す11月の大統領選に向けて、高齢による衰えへの不安を拭えるかが注目された会見だったが、最初の質疑からつまずく結果となった。
バイデン氏は「ハリス氏が（民主党の）大統領候補だった場合、（共和党の）トランプ氏を破る能力に懸念はあるか」と問われた際、「トランプ氏に大統領になる資質がないと考えていれば、副大統領には選んでいない」と述べた。
バイデン氏は会見直前の北大西洋条約機構（NATO）の会合でも、ウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違え、あわてて訂正していた。【ワシントン秋山信一】
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