アメリカのバイデン大統領に選挙戦からの撤退を求めるさらなる圧力です。民主党の大口献金者として知られる俳優のジョージ・クルーニーさんがバイデン氏に撤退を求めました。

クルーニーさんは先月、バイデン氏の大規模な資金集めパーティを主催者の1人として開きましたが、その際のバイデン氏が精彩を欠いた先月のテレビ討論会の時と同じような様子だったと、10日付のニューヨーク・タイムズへの寄稿で告白。「この大統領では11月の選挙に勝てない」として、バイデン氏に撤退を求めました。

また、民主党の重鎮でバイデン氏と近い関係のペロシ元下院議長はテレビ番組に出演。

民主党 ペロシ元下院議長
「出馬するかどうかは大統領次第だ。私たちは皆、彼がその決断を下すよう促している。時間はなくなってきている」

ペロシ氏はバイデン氏の選挙戦継続に明確な支持を表明せず、撤退に含みを残しました。

バイデン氏自身は繰り返し撤退する考えはないと強調していますが、ワシントン・ポストによりますと、10日の時点で13人の民主党議員がバイデン氏の撤退を求めていて、党内は緊迫した状態が続いています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。