アメリカのシンクタンクは11月のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が再選した場合、韓国の核武装を認める可能性があると指摘する報告書を発表しました。

アメリカのブルッキングス研究所は8日に発表した論文で、大統領在職中に2度の米朝首脳会談を行ったトランプ氏が再選された場合、「北朝鮮問題に積極的に乗り出す可能性が高い」と指摘しました。

その際に交渉をまとめようとするトランプ氏が金正恩総書記に対し北朝鮮の非核化を求めない可能性があると分析しています。

一方、これに反発しかねない韓国をなだめるため、韓国には「独自の核武装を認めたり、アメリカの戦術核兵器を朝鮮半島に配置することを検討したりするかもしれない」との見方を示しました。

韓国の核兵器保有をめぐっては6割を超える国民が賛成しているとの調査結果もありますが、報告書は朝鮮半島における安全保障上のリスクを拡大させかねないと警鐘を鳴らしています。

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