中国で国家政権転覆罪で服役をしていた元人権派弁護士が、出所後も当局の監視下におかれ、出国も制限されていることが分かりました。

中国で信教の自由を求める人や民主活動家などの弁護をしてきた元人権派弁護士の常イ平さんは「国家政権転覆罪」で懲役3年6か月の実刑判決を受け、服役していましたが、今月8日、刑期を終えて出所しました。

関係者によりますと、常さんの健康状態に問題はないということですが、常さんは現在も当局の監視下に置かれ、2年間は出国できないと通告されているということです。

常さんの妻と子どもは無罪を訴え続けていましたが、当局による圧力が強まったことから、おととしアメリカに亡命、今後、常さんと再会できるのか不透明な状況が続いています。

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