バイデン大統領の認知機能に不安が広がるなか、ホワイトハウスの報道官はバイデン氏が大統領就任以来、パーキンソン病の治療は受けていないと述べました。

 ニューヨーク・タイムズは8日、パーキンソン病の専門医であるケビン・カナード医師が去年夏から今年春までの8カ月間にホワイトハウスを8回訪問し、少なくとも1回はバイデン大統領の主治医と面会したと報じました。

 ホワイトハウスのジャンピエール報道官は今月8日、セキュリティー上の問題を理由にカナード医師の訪問について説明を避けたうえで、バイデン氏は年に一度の健康診断で神経科医の診察を受けているとし、パーキンソン病の治療は受けていないと述べました。

 また、健康診断の結果、神経に関する障害は見つかっていないと強調しました。

 バイデン氏は先月のテレビ討論会で何度も言葉に詰まるなど、高齢不安に拍車がかかったことで、認知機能の検査を求める声が広がっています。

 バイデン氏は今月5日のインタビューで日々の職務をこなすことが「検査」だとして、認知機能の検査を事実上、拒否しています。

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