フランスで7日、下院にあたる国民議会の選挙の決選投票が行われ、予測では左派連合が最大勢力となり、1回目の投票でトップだった極右政党は第3勢力にとどまる見通しです。

フランスでは7日、国民議会選挙の決選投票が行われ、公共放送によりますと、予測議席数では左派連合「新人民戦線」が最大勢力となり、マクロン大統領の中道・与党連合が続いています。

1回目の投票でトップだった極右・国民連合は第3勢力にとどまる見通しで、与党連合と左派連合が候補者を一本化した「極右包囲網」が功を奏したかたちです。

市民
「驚いたし、何より安心しました」
「国民連合が後退して左派が伸びたので、本当に良かったし、希望が持てます」

選挙結果を受け、与党連合のアタル首相は8日に辞表を提出することを表明。

一方、勝利した左派連合のメランション氏は…

左派連合 メランション氏
「大統領は我々『新人民戦線』に組閣を要請する義務があります」

ただ、どの勢力も過半数に届かないことから、今後、連立交渉が本格化することになり、政局は混乱する恐れがあります。

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