イスラエルのネタニヤフ首相がガザの停戦案を交渉するにあたり、「譲れない要求リスト」を発表しました。

 イスラエルメディアなどは、情報機関「シンベト」の幹部が、8日にも、停戦案を協議するため、仲介国エジプトに派遣される見込みと伝えました。

 これに先立ち、ネタニヤフ首相は7日、声明で「いかなる合意でもイスラエルは目的が達成されるまで、戦闘を再開できること」などを含む4項目の要求リストを発表しました。

 また、ラファの戦闘での自分の強固な立場がハマスを交渉に戻した、と主張しました。

 停戦案を巡っては、ハマス側が「恒久的な停戦」の確約を事前に求めない、など一定の譲歩を示したことから、交渉再開の機運が高まっていますが、イスラエル側は改めて、強硬姿勢を示した格好です。

 首相の声明は、停戦案合意の可能性を後退させかねないとして、イスラエル国内の人質解放を求めるグループからは非難の声が上がっているということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。