秋のアメリカ大統領選挙を前に撤退圧力が強まるなか、バイデン大統領は激戦州で相次いで演説に臨み、高齢不安の払拭に努めました。
バイデン大統
「私は40歳のように見えるが、少しは年齢を取っている。冗談はさておき、私は長い間、仕事をしてきたが、アメリカの将来がこれほど楽観的だと感じたことはない」
バイデン氏は7日、大統領選の激戦州であるペンシルベニア州の2カ所で演説に臨み、「アメリカを再び団結させることが私の目標だ」と述べ、選挙戦を続ける考えをにじませました。
バイデン氏は今週、ワシントンで開催されるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議でホスト役を務めて記者会見に臨むほか、来週も全米各地で演説を予定しています。
国際会議や演説を精力的にこなすことで、高齢不安を払拭したい考えです。
こうしたなか、下院民主党のトップ、ジェフリーズ院内総務が党幹部らと電話会談し、CNNテレビによりますと、バイデン氏の撤退を求めた議員は、選挙戦にとどまるべきと答えた議員よりも多かったということです。
また、党内には新たな候補者は副大統領のハリス氏であるべきとの認識が広がっているとしています。
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