イランの大統領を決める決選投票が行われ、欧米との対話を進める改革派のペゼシュキアン氏が7月6日、次期大統領に決まりました。

イラン大統領選の決選投票の開票が6日に行われ、ペゼシュキアン元保健相が53.6%を獲得し、保守強硬派で最高安全保障委員会のジャリリ元事務局長(44.3%)を破りました。

ペゼシュキアン氏は、アメリカによる経済制裁の解除を目指し、核開発などで欧米と対話を進める考えを示しているほか、2022年、大規模デモにつながった女性の髪を覆うヒジャブの取り締まりにも否定的です。

一方でイランでは、国政全般の最終決定権は最高指導者ハメネイ師が握っているため、欧米と対立してきた保守強硬の路線から今後、外交方針などが転換されるのかは不透明です。

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