フランスで7日、議会下院にあたる国民議会選挙の決選投票が行われます。事前の予測では極右政党「国民連合」が第1党になる勢いです。

 先月30日に行われた国民議会(下院・577議席)選挙の1回目の投票で当選者が決まらなかった501選挙区について、7日に決選投票が行われます。

 1回目の投票では、移民の規制強化などを訴える極右政党「国民連合」がトップの得票率を獲得し、左派連合が2位、マクロン大統領が率いる与党連合は、3位と低迷しました。

 極右政党の台頭で排他的な政策を懸念する市民らによるデモが相次いでいます。

 決選投票に向けて、左派連合と与党連合が候補者の一本化を進めました。

 世論調査をもとにした調査会社の予測では「国民連合」は当初の勢いを失い、過半数(289議席)には届かないものの、175議席から205議席を獲得して初めて第1党になり、左派連合は145議席から175議席、与党連合は118議席から148議席となるということです。

 投票は日本時間の7日午後3時に始まり、8日朝にかけて大勢が判明する見通しです。

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