イランの大統領選挙で勝利したペゼシュキアン元保健相は当選後初めて演説し、「選挙戦では偽りの約束をしなかった」などと述べ、公約を実行していくと強調しました。
ペゼシュキアン氏は6日、前日に行われた大統領選挙の決選投票での当選後、初めての演説に臨みました。
イラン大統領選で当選 ペゼシュキアン元保健相
「あなた方の投票は、私の肩にのしかかる重い責任だと考えています。私はこれからもあなた方の言葉に耳を傾け、声なき声を代弁し続けることを誓います」
ペゼシュキアン氏は演説で、「選挙では偽りの約束はせず、できないことは言わず、ウソもつかなかった」と述べ、公約を実行していくと強調しました。
ペゼシュキアン氏は選挙戦を通じて、欧米との対話に前向きな姿勢を示していて、経済制裁の解除に向けて核合意の立て直しを図りたい考えを訴えてきました。
一方、重要政策の決定権を握る最高指導者のハメネイ師は声明で、欧米と対立を深めてきたライシ政権の路線を継承するよう求めていて、ペゼシュキアン氏が今後どの程度政策を転換できるかに注目が集まります。
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