イギリスの新首相に就任する労働党の党首、キア・ターマー氏はどのような人物なのでしょうか。庶民的な家庭で育ったサッカー好きとして知られています。

スターマー新首相
「サッカー場にいるだけで幸せです。10歳のごろからほぼ毎週プレーし続けてきました。今でも毎週90分の試合をしています」

 キア・スターマー氏は1962年9月2日生まれの61歳で、ロンドン近郊のサリー州で育ちました。

 父は工具職人、母は看護師で、庶民的な家庭の出身です。

 10歳のころからサッカーに打ち込んでいて、冨安健洋選手が所属するイングランドプレミアリーグ・アーセナルのファンとしても知られています。

サッカー仲間 イアン・ビレルさん(61)
「彼は自分が運動量豊富なミッドフィルダーだと思っていますが、30年前なら本当だったでしょう。しかし彼は粘り強い選手で、負けず嫌いです。さらに良いキャプテンでもあります」

 スターマー氏はイギリスのリーズ大学、そしてオックスフォード大学の大学院で法律を学びました。人権派の弁護士として活躍し、2008年からの5年間は検察庁長官を務めました。

 その後、政界に進出し、2020年に労働党の党首に就任しました。

 そして、スターマー氏は今月5日、総選挙の結果を受けてチャールズ国王からイギリスの第80代首相に任命されます。

サッカー仲間 イアン・ビレルさん
「彼が直面する仕事は必ずしも簡単ではありません。ここで90分間プレーをすれば大きな挑戦から頭をリセットできるでしょう」

 サッカーの後にスターマー氏とパブに行くこともあるというイアンさんは、スターマー氏が首相になっても一緒にサッカーがしたいと話しています。

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