国連難民高等弁務官事務所のロゴ(ロイター=共同)

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などは5日、2020年1月~24年5月にアフリカ諸国から欧州などに向かった移民や難民のうち、7115人が地中海で死亡、もしくは行方不明になったとの報告書を発表した。同じ期間中、サハラ砂漠でも移動していた1180人が死亡した。

 死因について地中海では大半が溺死で、サハラ砂漠では車の事故や脱水、餓死など。死者数の正確な把握は不可能で、実際ははるかに多いとみられる。報告書は、移動中に暴力や誘拐など「想像を絶する恐怖」に直面すると指摘。経路に合わせた人道支援や、移動計画に関して信頼できる情報提供が必要だと訴えた。(共同)

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