ロシアで自由な思想や生き方を制限する国の圧力が強まっています。ロシア下院は子どもを持たない「チャイルドフリー」思想を「過激派」と認定するよう法務省に求めました。

 ロシアメディアによりますと、ロシア下院の治安委員会のハムザエフ議員は1日、「ロシアの伝統的な価値観を破壊しようとしている」として、子どもを持たないチャイルドフリー思想を奨励する運動を「過激派」と認定するように法的整備を進めるよう法務省に求めました。

 これに先立ち、法務省のブコロフ次官は「子どもを産まなくても大丈夫だという考えが蔓延(まんえん)するのを防ぐための法案を準備している」と述べていました。

 また、議員らは1日に会合を開き、LGBTや環境保護を訴える活動などを「悪魔崇拝」だとみなし、禁止するように議論を進めているということです。

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