韓国軍によりますと、北朝鮮は1日午前5時5分頃、南西部の黄海南道(ファンへなんどう)・長淵(チャンヨン)一帯から日本海へ向けて短距離弾道ミサイル1発を発射しました。また、その10分後には未確認の弾道ミサイルの航跡1つを追加で捕捉したということです。
北朝鮮は先月26日にも弾道ミサイルを発射し「複数弾頭の分離・誘導制御の実験に成功した」と発表した一方、韓国軍は「ミサイルは空中爆発し発射に失敗した」との分析結果を公表し、北朝鮮が近く再び発射実験を行う可能性に言及していました。
また、日本、アメリカ、韓国は先月末にアメリカ軍の空母も参加する新たな共同訓練「フリーダムエッジ」を行っていて、このタイミングでの発射は訓練実施に対する反発の可能性があります。
朝鮮半島では5月末から南北の間でごみやビラなどの「風船飛ばし」の応酬が続いていて、金正恩総書記の妹の与正(ヨジョン)氏は先月21日の談話で報復を宣言するなど、緊張が高まっています。
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