韓国軍は26日朝に北朝鮮が発射した弾道ミサイルについて「失敗と推定される」と発表しました。
韓国軍の発表によりますと、北朝鮮は26日午前5時半ごろ、平壌一帯から日本海に向けて未詳の弾道ミサイルを発射しました。「失敗したと推定され、追加の分析中」としています。
北朝鮮は先月27日にも軍事偵察衛星の打ち上げを行って失敗したほか、先月30日にも600ミリ超大型ロケット砲少なくとも18発を発射しています。
25日は朝鮮戦争の開戦日で、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が日米韓による海上訓練に参加するため釜山に入港中のアメリカ軍の原子力空母に乗艦し、北朝鮮を牽制(けんせい)するなどしていて、このタイミングでの発射はこうした動きへの反発の可能性があります。
また、朝鮮半島では先月末以降、南北双方が汚物や反体制ビラを風船で飛ばしあい緊張が高まっていて、25日夜にも北朝鮮から汚物入りの風船が韓国首都圏に飛来していました。
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