ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長(ロイター=共同)

ベトナム公安省は17日までに、贈賄や不正入札の疑いで、首都ハノイに拠点がある大手インフラ建設関連会社「トゥアン・アン・グループ」会長グエン・ズイ・フン容疑者を逮捕した。同社は国や地方の公共施設を巡る工事を数多く請け負っており、公安省は共産党指導部の高官らによる不正関与の有無を捜査する。

ベトナムでは、最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長が反汚職運動を進めており、共産党幹部が相次いで辞任に追い込まれている。

公安省はフン容疑者の事件に絡み、収賄や不正入札などの疑いで、北部バクザン省の幹部ら5人を15日に摘発した。地元メディアによると、フン容疑者は中部ゲアン省の不動産関連会社トップと関係が深いとされ、ゲアン省にも捜査が波及する可能性がある。(共同)

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