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<北朝鮮を訪問して金正恩と包括的戦略パートナーシップ条約を結んだプーチンだが、現地での「つまらなそうな顔」が話題に>
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月19日に24年ぶりに北朝鮮を訪問し、手厚い歓迎を受けた。だが現地でのプーチンの様子を捉えた映像を見た目ざとい人々は、平壌で開催された歓迎コンサートに出席したプーチンが、つまらなそうな顔をしていたのを見逃さなかった。
■【動画】北朝鮮で歓迎セレモニーを受けるプーチン、露骨に「退屈そう」な様子を見せる 「つまらなそう」「飽きてる?」
プーチンと北朝鮮の金正恩総書記は、ロシアと北朝鮮の代表団と共に平壌体育館で開催されたコンサートに出席した。同体育館には朝鮮語とロシア語で「ロシア連邦の大統領であり同志のウラジーミル・プーチンを歓迎する!」と書かれた横断幕が掲げられていた。
北朝鮮とロシアはプーチンが2022年2月に隣国ウクライナへの本格侵攻を開始して以降、関係を深めてきた。こうしたなかで金とプーチンは19日に行った露朝首脳会談において、有事の際には互いに即座に軍事支援を提供するべく手を尽くすことを定めた新たな「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。
コンサートでは両国の国歌のほかに、プーチンのために「聖なる戦い」「どこから祖国は始まるか」「求めるは勝利のみ」や「カチューシャ」などロシアの歌のメドレーが演奏された。
北朝鮮の歓迎コンサートの最中に退屈そうにするプーチン
このコンサートでのプーチンの様子を撮影した映像はSNS上で拡散されているが、これを見たユーザーたちの間からは、プーチンがコンサートを楽しんでいるようには見えないといった声が上がっている。
あるX(旧ツイッター)ユーザーはプーチンのスクリーンショットを共有し、「プーチンの心の声。『どうして俺はこんなところにいるんだ⁉』」と投稿した。別のXユーザーは「飽きているように見える」とコメントし、また別の人物は「ボディランゲージを見ると、どちらの指導者も興奮や楽しさを感じていないようだ」と書き込んだ。
本誌はこの件についてロシア外務省にメールでコメントを求めたが、これまでに返答はない。
ロシアの国営タス通信は19日、金の言葉を引用して「(北朝鮮は)ロシアの政府、軍と国民が主権と安全保障上の利益、領土の一体性を守るためにウクライナでの特別軍事作戦を実行することについて、全面的な支持と団結を表明する」と述べたと報道した。
露朝首脳会談では有事の際の相互支援を約束
北朝鮮の国営通信社である朝鮮中央通信は20日、新たな戦略パートナーシップ条約の第4条には、どちらか一方の国が攻撃を受けた場合にはもう一方が「軍事的およびその他の支援を提供する」ための「あらゆる手段を遅滞なく」取ることが定められていると伝えた。
またタス通信は、「19日に署名された包括的(戦略)パートナーシップ条約は、何よりこの条約の片方の当事者に対する侵攻があった場合の相互支援を提供するものだ」とプーチンの言葉を引用して報じた。金はこの条約を、北朝鮮とロシアの間で結ばれた「これまでで最も強力な条約」と称している。
ロシアの複数のメディアによれば、プーチンは「次はモスクワで会談を」と金を事実上ロシアに招待したという。
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