6月20日、米ホワイトハウスは、イスラエルのネタニヤフ首相が米国は弾薬供給を制限していると批判したことについて「深い失望」を表明した。写真はカービー米大統領補佐官。ホワイトハウスで17日撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)

米ホワイトハウスは20日、イスラエルのネタニヤフ首相が米国は弾薬供給を制限していると批判したことについて「深い失望」を表明した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、米国とイスラエルの関係にあつれきが生じていることが改めて示された。

ネタニヤフ氏は18日の動画声明で、バイデン政権が過去数カ月にわたってイスラエル向けの武器弾薬供給の一部を停止しているのは「あり得ない」とブリンケン米国務長官に伝えたと明らかにした。

これについてカービー米大統領補佐官は「この動画声明の発言にわれわれが深く失望し、発言内容の正確性に懸念を持っていると、さまざまな手段を通じてイスラエル側にはっきり示せたと思う」と語った。

その上でカービー氏は「われわれがイスラエルの自衛に必要な支援を何らかの形でストップさせたという見方は全く正しくない」と強調した。

こうした中で、ホワイトハウス高官の一人によると、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)とイスラエル政府の安全保障顧問や戦略担当閣僚との会談予定も延期の方向で調整されつつあるという。




[ロイター]


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