ウクライナ東部のハルキウ州など5つの地域にあるインフラ施設がロシア軍の攻撃を受け、ゼレンスキー大統領が欧米各国に早急な支援を訴えた。

ウクライナ空軍は11日、第二の都市ハルキウや南部ザポリージャなど5つの地域にあるエネルギー施設がロシア軍の攻撃を受けたと発表した。

ウクライナ軍は、82発のミサイルとドローン攻撃を受け、このうち57発を撃墜したとしている。

死傷者はいないという。

ウクライナメディアによると、キーウ郊外の火力発電所もロシア軍の攻撃を受け、大規模な火災が発生しており運転を停止しているという。

その様子を撮影した人は、「発電所全体が燃えている。まだ爆発が続いている。ひどい。また爆発した」と現場の状況を伝えた。

さらに、西部リビウは2カ所の地下ガス貯蔵施設が攻撃を受けたほか、2日前にゼレンスキー大統領が訪問したばかりの東部ハルキウでは10発以上のミサイル攻撃で電力施設が被害を受け、少なくとも20万世帯が停電している。

ゼレンスキー大統領は11日、「ロシアのテロリストが再び重要なインフラ施設を標的にした」と非難したうえで「長い議論より防衛の支援が必要」と述べ、防空能力の強化に向けて欧米各国に対して早急な軍事支援を訴えた。

画像:@uniannet

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