イスラエル軍と交戦を続けるイスラム教シーア派組織ヒズボラは、イスラエル北部の軍事施設などを上空から写した動画を公開しました。イスラエル軍を挑発する狙いがあるものとみられます。

レバノンを拠点とするヒズボラは18日、イスラエル北部のハイファやその周辺にあるイスラエル軍の軍事施設や港などを写したとする偵察用ドローンの映像を公開しました。

映像の撮影日や具体的な位置などは分かりませんが、イスラエルの対空防衛システム「アイアンドーム」や大手軍事装備品会社の工場などが写っているということで、イスラエル軍を挑発する狙いがあるものとみられます。

ヒズボラは、イスラム組織ハマスに連帯を示してイスラエル北部に攻撃を続けていますが、12日、司令官の1人がイスラエル軍の空爆で殺害されたことをきっかけに攻撃を強めています。

こうしたなか、イスラエルのカッツ外相は18日、自身のSNSを更新し、「ヒズボラやレバノンに対するゲームのルールを変える瞬間が近づいている」などと投稿。

「全面戦争になれば、ヒズボラは壊滅し、レバノンはひどく打ちのめされるだろう」などと警告しました。

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