中国海警局はフィリピンの補給船を取り締まった際に船同士が衝突したと発表しました。中国側は「フィリピン側の責任だ」と主張しています。

 中国海警局によりますと、17日午前5時59分にフィリピンが実効支配するアユンギン礁周辺でフィリピンの補給船が再三にわたる警告を無視して故意に危険な接近をしてきたため、海警局の船と衝突したということです。

 「責任はすべてフィリピン側にある」と主張しています。

 また、補給船の他にもゴムボート2隻が確認され、中国海警はフィリピン側の船に乗り込んで検査をし、強制的に排除したということです。

 一方、フィリピン軍は「中国側の誤解を招く主張を裏付けることはしない」として詳細は発表せず、「問題はフィリピンの排他的経済水域内における中国船舶の違法な行動だ」と批判しています。

 中国海警局は15日から出入国管理に違反した外国人を裁判なしで最長60日間、拘留できるように規則を改正するなど圧力を強めています。

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