ロシアのプーチン大統領=2022年2月24日、演説の映像から・ロイター

 ロシア大統領府は17日、プーチン大統領が18~19日に北朝鮮を訪問すると発表した。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する見通し。また、19~20日にはベトナムも訪問する。ロシア通信が伝えた。プーチン氏の訪朝は、大統領1期目就任直後の2000年7月以来で、約24年ぶり2度目となる。

 ロシアは、22年にウクライナでの「特別軍事作戦」を開始して以降、北朝鮮とは軍事面などで関係強化を図ってきた。北朝鮮からはロシアへの砲弾の提供などが指摘されている。ロシアはウクライナでのさらなる攻勢強化へ向け、一層の支援を要請するものとみられる。一方、北朝鮮側も軍事技術やエネルギー分野での協力を求めたい構えだ。

 プーチン氏の訪朝を巡っては、金氏が昨年9月にロシア極東を訪れた際、訪朝を招請していた。プーチン氏は、今年1月に訪露した北朝鮮の崔善姫(チェソニ)外相との会談で「早期に訪朝する意向を示した」と報じられていた。

 ロシアメディアは6月上旬、プーチン氏が数週間以内に北朝鮮とベトナムを訪問すると報道。韓国政府高官は12日にプーチン氏が近く訪朝すると明らかにしていた。【モスクワ山衛守剛】

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