イスラエルのネタニヤフ首相が戦時内閣を解散させたことが明らかになりました。今後は限られた閣僚とともに方針を決定していくものとみられます。

 現地メディアは17日、ネタニヤフ首相が前日に開かれた会議で戦時内閣を解散したことを閣僚らに対して伝えたと報じました。

 6人で構成される戦時内閣は去年10月のハマスによる攻撃の後、与野党の垣根を超えた挙国一致の内閣を目的として作られましたが、今月9日に野党のガンツ前国防相が離脱を表明したため意味を失っていました。

 極右政党のベングビール治安相などが戦時内閣入りを要求していましたが、今後、ネタニヤフ首相はガラント国防相など限られた閣僚と協議し、重要な決定を下していくものとみられています。

 また、挙国一致の枠組みが消えたことからネタニヤフ首相の方針に対する国内世論の反発が強まることが予想されます。

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