ウクライナの和平案を議論する「世界平和サミット」で、「核兵器使用の威嚇禁止」などを盛り込んだ共同声明が採択されました。インドや南アフリカなどは支持しませんでした。
スイスで開催された「世界平和サミット」の共同声明では、「ロシアによる戦争が甚大な人的被害と破壊をもたらした」と非難し、「ウクライナを含むすべての国家の主権、独立、領土保全の原則」が改めて確認されました。
また、「原発の安全確保と核兵器使用の威嚇禁止」、「ウクライナの農産物の安全かつ自由な輸出」のほか、「強制連行されたウクライナの子どもたちを含む市民の帰還」が盛り込まれました。
100の国や機関の全会一致を目指しましたが、ロシアとの関係も重視する「グローバルサウス」と呼ばれる新興国や途上国の主要国であるインドやサウジアラビア、南アフリカなどおよそ10カ国は支持を表明しませんでした。
ウクライナによる和平案の根幹である「ロシア軍の撤退」や「ウクライナ領土の回復」は主な議題になりませんでした。
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