スイス政府は、今月開催する「ウクライナ平和サミット」に90の国などが参加の登録を行ったと発表しました。招待者のおよそ6割にとどまっています。

「平和サミット」は、ウクライナが提唱する和平案の実現に向け、各国の首脳級らが出席する国際会議で、15日と16日にスイス中部で開催されます。

スイス政府は10日、この会議に90の国や組織が参加登録し、このうち半数は首脳が出席することを明らかにしました。160人を超える首脳らを招待したとしていて、参加率は6割程度にとどまっています。ロシアは招待されておらず、中国は参加の辞退を表明しています。

日本からは岸田総理が出席するほか、アメリカのバイデン大統領は欠席し、ハリス副大統領が出席します。

また、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の参加も注目されていますが、ブラジルや南アフリカの参加は確認できていません。

スイスのカシス外相は記者会見で、「ロシア抜きの和平プロセスはあり得ない」としたうえで、今回の会議は「プロセス確立のための第一歩だ」と述べました。

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