三菱重工業小牧南工場に戦闘機F35の組み立てラインの視察に訪れ、記者団の取材に応じるエマニュエル駐日米大使(左)=16日午後、愛知県豊山町

エマニュエル駐日米大使は16日、三菱重工業小牧南工場(愛知県豊山町)を訪問し、戦闘機F35の組み立てラインを視察した。報道陣の取材に「日本の防衛産業の能力を、(日米の)協力にしっかりと使っていくことが重要だ」と述べた。

10日に行われた日米首脳会談では、両国で防衛能力の強化や防衛産業間で協力していく方針を示した。エマニュエル氏は日米両国の集団的安全保障を強化するため「共同開発や共同生産などを考えていかなければならない」と語った。

小牧南工場ではF35の最終組み立てを手がける。エマニュエル氏は、三菱重工が工程で改善を積み重ねた結果、組み立てにかかるコストを下げて、スケジュールを前倒しして納入していると話した。「F35を開発したのは米国だが、日本のF35からも学んでいる」と強調した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。