シンガポールのリー・シェンロン首相

シンガポールのローレンス・ウォン副首相兼財務相は16日、自身が5月15日に首相就任した後、リー・シェンロン現首相が上級相として閣内にとどまるとの考えを明らかにした。政権運営が安定するまで、リー氏の求心力が必要と判断したとみられる。地元メディアが伝えた。

ウォン氏は「(リー氏は)若手閣僚の成長を促し、違う在り方で貢献できる」と説明し、上級相に就くよう要請した。リー氏も了承したという。

独立以来、2回首相が交代しているが、これまでも前首相が閣内にとどまっていた経緯がある。またウォン氏は内閣改造の陣容を首相就任の直前に発表すると表明した。(共同)

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