先ほど発表されたアメリカの5月の雇用統計は、景気の動向を敏感に反映する「非農業部門の就業者数」が、前の月に比べて27万2000人増え、およそ19万人の増加を見込んでいた市場の予想を大幅に上回りました。

失業率は前の月から0.1ポイント悪化して4.0%でした。

市場ではアメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会がいつ利下げを開始するかが焦点になっていますが、就業者数が予想を大きく上回る伸びになったことで、利下げの開始時期が遅くなるとの見方が広がりそうです。

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