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 SNSで“北朝鮮の日常を発信している”というイギリス人の女性が注目されています。女性は一体、何者なのか、直撃しました。

■「他の国と変わらず」 女性の目的は?

平壌での食事の様子を紹介 この記事の写真 ゾーイさん(30)
「平壌(ピョンヤン)でランチタイムをします。玉流館という、平壌冷麺のお店に来ました」

 北朝鮮の首都・平壌での食事の様子を紹介するのは、ゾーイさんです。

北朝鮮に関する動画や写真を約750本投稿

 イギリス出身だという彼女のSNSには、北朝鮮に関する動画や写真がおよそ750本投稿されています。

有名な「金日成広場」

 軍事パレードが行われる場所として、有名な「金日成(キム・イルソン)広場」。

手を振り、あいさつする子どもたち

 手を振り、あいさつする子どもたちの様子が映されています。

釣りを楽しむ人 働く女性の姿も

 映像には他にも、釣りを楽しむ人や働く女性の姿も映っています。

なぜ“北朝鮮の日常”発信?

 ゾーイさんはこれらを“北朝鮮の日常”だと説明しています。なぜ、こうした発信をしているのか。彼女に直接、話を聞きました。

ゾーイさん(30) ゾーイさん
「私も行くまでは“怖い”という印象を持っていましたが、危険だから行くことができないと思われる国に、行ってみたいと思うようになりました。(他の国と)多くの共通点もありました」

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■“第三者”でイメージアップ図る狙いか

■“第三者”でイメージアップ図る狙いか

“北朝鮮の日常”を撮影するのは極めて困難

 しかし、日本メディアをはじめ、外国人が北朝鮮の日常を撮影するのは極めて困難です。

プロパガンダの可能性も…

 ゾーイさんは「北朝鮮への偏見をなくしたいだけ」と、北朝鮮当局との関連を否定しますが、専門家はプロパガンダの可能性も指摘します。

専門家「許可を得てやっている」 コリア・レポート 辺真一編集長
「北朝鮮は基本的には軍人を撮ってはならない。治安関係者、交通整理している女性のお巡りさんとか、それを撮れるっていうことは、許可を得てやっているということ」 インフルエンサーの力を借り、イメージアップも…?

 国際社会で孤立を深める北朝鮮。インフルエンサーの力を借りて、イメージアップを図る狙いもありそうです。

専門家「第三者が宣伝すれば信憑性高まる」 辺編集長
「北朝鮮の負・危険なイメージ、そういうイメージを払拭しなければならない。北朝鮮のインフルエンサーが情報を流せば、100%プロパガンダではと逆に不信を買う。第三者がこういう形で宣伝すれば、信憑性(しんぴょうせい)が高まる

(「グッド!モーニング」2024年4月8日放送分より)

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